つけ麺好きがたたった半澤の御茶ノ水レポート

6・21@御茶ノ水アタックは

マグロ隊員、竜隊員、半澤の3名

聖橋口集合
そっち側はめったに行かないので知っている店は今回なし
マグロ隊員作成のマップによれば、町中華の数はそんなに多くない。
一軒目は駅近1分 やまだ

竜隊員越しのやまだ。ひらがなの暖簾はかわいい
サンプルも素敵だけどポイントは女性店員の白い制服。
見事な昭和感。
12時すぎということもあったが駅前というのも要因、いつも混雑している繁盛店という。
創業70年というから戦後直後からそこにあるのに
良くも悪くもあまり主張しない
それでいて客の入りはよい、ってのが町中華らしいっすね!
マグロ隊員も書いてらっしゃったが、ここはお土産中華の店でもある。
目の前でもテイクアウト客が。
駅前で中華をサッと買えたら、確かに便利だ。

お次は、とちぎや

ビルの2Fなので外観はこんなPHしか撮れず。
こちらも行列ができててびっくりした。
これは、やまだにもいえるけれど
勤め人も多い街だけど学生需要もかなりあるから
価格はけっこう優しめだ。

順天堂大学を抜けて、こうや麺房へ。ワンタン麺の名店四谷こうやの暖簾分けだそう。

四谷の店には以前行ったことがある。
徒歩徒歩亭という半澤レコメンド店のルーツであり有名店だから
うまいのは知っているのだけど町中華というよりはラーメン屋であるし……
やっぱ、やまだの方が純粋町中華だしなあ……
としばし逡巡も竜隊員と入店。

四谷店同様のメニュー、そして、なかなかの高額。
で、今回僕が選んだのは「涼麺」950円。
冷やし中華とは違い、つけ麺タイプ。
どういうわけか僕はつけ麺タイプが好きだ。
ざるそばが好きだからか。いやそういうわけでもないのだけど、
「つける」=味の調整ができるからでは、と竜隊員。
確かにそういう側面はあるんだが
この形態の麺類に出会うとつい食べたくなる。
具材も多くチャーシューもしっかりしているし
さすが、こうや、美味しかったので文句はないが
あれですね、
冷やし中華もそうだけど、冷やし系メニューって
たいていそこそこ美味しいから、
「こりゃ参ったゲキうま」っていうのもそんなないし
「いやあ、この冷中はまずかった」というのもない
つまり高いものも安いものもそれほど差がないんじゃないか、と
そんなことを思った。
せっかく、こうやに行ったのだからラーメン食えばよかったな、
という僕のぼんやりとした後悔はけれど
マグロ隊員に合流してからはっきりとした輪郭をともなってゆく。
マグロ隊員が入った博多天神は冷やし中華、なんと400円、大盛でも500円という。
えーっと、涼麺950円だから
博多天神だったら二杯食えたじゃん。
たくさん食べたかったというわけでもないし
こうやは盛りも多いから満腹だったが、
なんだろうこの圧倒的敗北感。

油流しのコージーコーナーで、しょぼくれる半澤。
マグロ隊員にケーキを恵んでもらった。

こうや麺房
東京都文京区本郷2丁目10−8
03-3818-5855
 11時00分~16時30分,17時30分~23時30分

ABOUT ME
半澤則吉
半澤則吉(はんざわ・のりよし) 1983年、福島県二本松市生まれ。学習院大学卒業後、印刷会社勤務を経てフリーライターに。人・食・物・旅についてあらゆる媒体で執筆する。朝ドラを中心にドラマ記事を書く朝ドラ批評家、ドラマライターでもある。