6月17日(金)東京メトロ東西線・都営大江戸線「門前仲町駅」地上出口前11:00集合
参加者/下関マグロ、増山かおり、半澤則吉、小倉亜希、竜超
そう、「絆と人情の街」でお馴染の門前仲町である。
この日は本式な夏日で、強い日差しが容赦なく我が身を焦がしてくる。それでもボクは集合時間より1時間前に来て、周囲を散策。古本屋はブックオフしかなかったが、江戸情緒を意識した町づくりは見ていて楽しい。
途中、「辰巳新道」という呑み屋横丁を通る。端的に言えば「コンパクトで整然とした新宿ゴールデン街」。
通っていると、ゴールデン街にもある「飲み屋街ならではの匂い」がする。ボクはこういう一角で幼少期を過ごしたので、この匂いを嗅ぐと意識がその当時に戻るのだ。
その後もあちこちをグルグル。じつはボク的にはもうすでに気になる店がある。ブックオフから集合場所へ向かう途中、「洋食/中華」という看板がチラッと見えた店だ。
行ってみると、屋号は「南光軒」ということが分かった。
メディア露出も多い地元の有名店だということで、他のメンバーの反応は薄い。しかしボクは落ち着いた佇まい(椎名町の「銀楽」とも通ずる)に惹かれ、ここにした。いつもより1時間早いので、ウカウカしてたらランチタイムに突入して混んでしまうしね。
南光軒に入ったのはボクのみ。店内は2人掛けや4人掛けのテーブル席がメイン。昼どきだったがさほど混んではおらず、ボク好みの静かな雰囲気。客は全てホワイトカラーで、初老の人もいた。ボクはサービスランチのヒレカツ定食をオーダー。見れば全員が洋食メニューで、中華を頼んでいた人間は皆無であった。 ヒレカツは非常に上品な仕上がり。肉は柔らかく、衣はサクサク。油もしっかり切られているので、後で胸焼けする心配はなさそうだ。だから「初老のホワイトカラー」も安心して食えるのだね。ソースがミルクピッチャー入りで添えられているのが独特だ。
公園は一般住宅に挟まれている。こんなのを借景にできる人たちは幸せだろうなぁ。
途中、自販機でエネルギーチャージをしてから、
メインストリートである「永代通り」へ移動。歩道にはあちこちにこんなベンチがあった。高齢者に配慮してるのかしらん?
永代通りの水路側には呑み屋がいっぱい。その逆側には「江戸最大の八幡さま」「深川の八幡さま」として親しまれている(らしい)「富岡八幡宮」。そちら側へ渡ると、良さげな甘味中華(伊勢屋)やおせんべい屋さんとかあって、絵に描いたような「門前町」の風情なり。
俗(飲み屋密集地帯)と聖(神社)が道1本挟んで同居しているのが興味深い。
駅そばに戻ってブラブラしてたらマグロさんと出くわした。この辺りに詳しいという山出さんという方と一緒だ。
さっきの甘味中華で油流しを・・・と思ったが、すんでの差で増山さんから「駅前の喫茶店はどうか」という連絡が入る。できればうまそうなメニューが山ほどある甘味の方が良かったが、残念ながら4人席ひとつしか相手なかったので断念。
マグロさんが「また喫茶店決め勝負に負けましたねえ、竜さん」と嬉しそうな顔でヒッヒッヒとと笑った。チクショウ! 次回は中華店選びと並行してサテン選びもやってやる!
駅前まで戻って「カフェ東亜サプライ」という喫茶店へ。いかにもサラリーマン御用達店といった風情の店で、喫煙可能でランチのフードメニューが充実している。
パフェ類はないのでパフェに一番近い「コーヒーゼリー」(550円)をオーダー。
今日は忙しい人が多く、半澤隊員は油流し前に帰ったし、残りのメンバーもマグロ、小倉、竜以外はあわただしく出て行った。
正確に言えば、マグロ隊員も忙しいのだが、なんとなく帰りそびれてボクら「売れてない組」に付き合ったのだ。ダラダラと喋った後、地下鉄駅で解散。
