1/18 江戸川橋アタック

こんにちは、増山です。
先日の町中華イベント、お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました!
その翌日、本橋さんが仕事でよくいらっしゃるという、江戸川橋でのMCTが開催されました。
メンバーは、本橋さん、西田さん、増山、そして、お仕事の都合上、来ていないことにしてほしい、という某男性メンバーも加わり、4名で決行しました。

冒頭写真の、地蔵通り商店街とその周辺にほぼ町中華が集中しているのだそうです。

まずは、この界隈の名店のひとつだという「善の家」。教科書に載せられるようなオーソドックスなスタイルでありました。

続いて、「一番」。定食屋に近い感じですが、ラーメン ののれんがかかっているので町中華と呼んで差し支えないかと!

夜は飲んでいる人が多いそうです。

メニューもしっかり町中華。

商店街で統一された看板にも一番の文字があるのに惹かれました。

途中で、油流し候補店もゲット。

遺跡中華もありました!

ああ、なんていい名前なんだ!!

くぅ〜タマラン

お次はこちら。この店に関しては、本橋さんがずっと気になっていたことがあるそうです。

それがこちら!とん足ラーメン!!

全員、ちょっと食欲が減退する光景を思い浮かべてしまいました。いったいどんなラーメンなのだろう。

この、原色が大集合している感じがよいです。海 の字が入った中華にはなぜか非常に興奮をおぼえます。

続いて、またまた気になるお店登場!

「三昇らーめん」です。

行く手を阻むオブジェクトが多すぎて、準備中のように見えますが、しっかりと営業中の札がさがっています。

メニューを見る限り、定食屋なのでは?という疑いが捨てきれませんでしたが、きょうはここだな!
この光景を見たら、入らざるを得ません。

ちなみに本橋さんいわく、お隣のキッチンタロー、すごくうまいらしいです。

お次は、「すいさい」。

事前のチェックではここが第一候補だったのですが、

町中華ではなく、チャイナあるいは餃子専門店とのことで、あえなく断念しました。喫茶店風のカワイイ外観です。

ここまでで主な店は終了とのこと。今回はおのおの好きな店に行くことにしました。

相談しながら歩いていると、移転したという「川柳」の看板が残っているのを発見。
こうした、遺跡の部分的な発掘も楽しみのひとつです。

その途中で、さっきは町中華ではないと思いスルーしていた店が、

町中華系であることを某氏が発見されました。

外観はあまり昭和感がありませんが、メニューのラインナップは完全に町中華です。


結局、本橋さんと西田さんは海屯、増山は三昇らーめん、某氏は善の家、もしくは一番と分かれ、おのおの乗り込むことになりました。

三昇らーめんの店内はこんな感じ。
中華メニューはまとめて掲載されておらず、
よく見ないと見逃してしまいます。
三昇らーめん というのにしようかと思いましたが、珍しい鍋焼きらーめんがあったので、それに決定。

玉子、麩、鴨肉?、ほうれん草、メンマが入っています。

スープはラーメンのものではなく、まさに鍋焼きうどんのスープのような感じ。ちょっと甘めです。
不思議と違和感がなく、ラーメンがあまり好きではない身にとってはむしろこっちのほうが馴染みました。

あと、インディアンポテトなるものを見つけてしまったので、当然頼むしかありませんでした。
ジャーマンポテトに対するアンサーだと思いますが、
フライドポテトと同様の切り方をしたじゃがいもを茹でてカレーで煮たような食べ物です。
こちらのお店には、このようなおつまみメニューが大量にあります。

TOPPANのお膝元である江戸川橋には、今も印刷会社がたくさんありますが、

かつては今と比べ物にならないくらい印刷会社がたくさんあったそうなのですが、
本や雑誌が売れなくなった今、中小の印刷会社が倒産してしまい、
その人たちがおもなお客さんだった三昇らーめんさんは、らーめん一本でやっていくのが厳しくなり、飲み屋メニューに力を入れていくことになったのだとか。
とても優しいおやじさんと、そのお母様らしきお二人の、あったかいお店でした。
ABOUT ME
増山かおり
増山かおり(ますやま・かおり) 1984年、青森県七戸町生まれ。早稲田大学卒業後、百貨店勤務を経てライターに。食、街、サブカルチャーなどについて執筆。著書に『東京のちいさなアンティークさんぽ レトロ雑貨と喫茶店』(エクスナレッジ)など。