開催日:2016年4月16日
といってもお店ではなく、自家製の中華麺レポなので、番外編です〜。
まずこの器械が製麺器! カッコイイー! 萌えがあるよね。
ゴツくて、重くて、歯車で、手動で!
…ジブン、不器用なんで。てタイプやろ。タイプってなんや。
持ち主の玉置豊さんは『趣味の製麺』という本も出しているんだよ。
サイトもあるんだよ →
こんなレトロな製麺器をご自宅に20個ほど所蔵しているらしい。ス、スゴイ。
そんなこんなで玉置さん主催の『製麺会』に、旨いもの好き・料理好きが20人弱ほど集まったのでした。
小麦粉と塩とかんすいと水、それに卵が入ってる生地と、入ってない生地の2種類。
材料を混ぜ合わせたのち、ビニールパックして冷蔵庫で1晩寝かせたものだそう。
触ってみると、卵入りの方が少し柔らかい。2つとも弾力がある。ふむふむ。たのしみ。
平らにのばした生地をパックごとはさみで帯状に切って、1人前を切り分ける。
なるほど〜、使わない部分は乾燥しないし、使う部分は板状で延ばしやすいし、うまいなぁ〜。
ハンドルを回しながら生地を入れてゆく。
観てるだけでも楽しいなぁー。
何回か折り畳んでは延ばし、『練る』という作業を繰り返しながら、徐々にうすく、なが〜い生地にしてゆく。
ジャジャーン! 製麺ハイライト!
する〜っと美しい麺が流れるように出てきて、カンドー!
一同歓声が上がる。
1人前の麺作り、これにて終了。
さて、自分の食べる分は、自分で製麺する決まりだとか。
私も挑戦! てか、やらないと食べられないし、つか、それが楽しいんだし!
キンチョーしつつトライ。
おそるおそる生地を通すからか、歪んだり、うまく畳めなかったり、生地の真ん中に穴が開いたり。
ハハハ、心の乱れを映すってかー! その通りでございます。わたくし勝手の分からない事にビビっておりました。興味ばかりが先立っていました。
でも、最終的に歯を通すと、キレイな、というよりか美すぃ〜、するするした麺が出てきて感動。嬉しいモンですね。そしてたのしい〜。
時間はかかりましたが。
滝を裏から眺めるような清々しい気持に。
といっても、延ばして切っただけですが。
いやまぁ、自分にしか分からない愛着が湧くんですよ、ええ、自分だけが分かればイイ。
やっぱり作る人で個性も出て、練りが多いとコシもでるし、厚みが違うと、全然ちがった食感の麺になるんです。
みんなちがって、みんないい。
スープが絡みやすくなったりしますね。
私はストレートで茹でてみました。
ふわ〜っと上がってきて、ふっくら膨らんだようになったら、お湯から上げても良いのだとか。
専用のすくい網を使って。プロっぽくお湯が切れるかな?
これもなかなか難しく、麺をこぼしそうになる。
ラーメンのつゆの元みたいなものや、鳥油なども。
具材は参加者が持ち寄って、豪華になった。
あ、1回目は嬉しくて醤油かけただけで食べてしまって、写真を撮ってませんでした。醤油だけって、うどんかよ。いやぁーもちもちして、しっかりしてて、それだけで食べごたえがあったのよ!
一般的な味と思われる、醤油味のスープに仕上げたつもり。
でも麺をメインに楽しみたかったから、スープは少なめ。
パクチーや茹でエビも入って本格的。
しっかりした麺も負けてない。
中華麺の平打ちなんて、自家製じゃないとなかなかできないよねぇ。
製麺器で延ばす所までは同じで、切る時の歯が違うのな。楽しい。
ちなみに右側が平打ちのちぢれ麺。これが食べごたえがあって旨いのです!
上のは、ギリギリまで薄く延ばして、切らないままの『超幅広1本麺』。
茹でてから水でしめて、ツルッツルの食感に。
みんなで分けて食べたいので、10cmくらいに短く切って。
ザーサイとネギと生姜を添えて、ラーメンのタレをかけていただきました。
ツルツルで噛みごたえがあって、大好評!
なんかワンタンのような、でも具がなくても皮だけで楽しめるような、楽しい食感がありました。
残りの具を全部入れて、鍋で提供。みんなで分けました。
ナンプラーやパクチーも入ったので、全部入りはアジアンな風味に。
でも味噌や醤油や鰹節の味もして。
これがなかなか美味しかったです。
レモンをたくさん絞ると、タイっぽい味になり、さらに好みでした。
しかしよく考えたら、町中華ですぐ出てくるラーメンも、製麺屋さんがいてスープ取る人がいて、色んな人を経て初めて成り立ってるんだもんな。
また町中華へ行った時の見方が変わりそうです。
えー、楽しくてついテンション高くなってしまいました〜。
うーん、製麺器、ほしい!