池上線長原駅、待ち合わせまで20分あった。しかも空腹ときたら探すでしょう町中華。
「小酔楼」という店発見、即入店し、壁の品書きから五目丼と小ラーメンのセット780円を頼んだ。
素早く出てきたが、あんかけがアッチッチだ。
味は濃い目でラーメンはあっさり目。
次々に客がくる。みんな中高年のひとり客だ。
サクッと食べて外に出た。ごちそうさま。
駅に戻ると待ち合わせの時間ジャストだった。
北尾トロ(きたお・とろ)
1958年、福岡県生まれ。法政大学卒業。裁判傍聴、古書店、狩猟など、体験をベースに執筆するライター。『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』『猟師になりたい!』『ツキノワグマの掌を食べたい!』『ラーメンの神様が泣き虫だった僕に教えてくれたなによりも大切なこと』など著書多数。