光陽楼@荻窪 まさかの海苔二連発と阿佐ヶ谷ー荻窪町中華に見る店名考

12月24日
世の中では鶏肉やらケーキやらを食う日だが
今日も今日とて町中華
トロ隊長から10時に連絡をいただき11時集合とスムーズすぎる流れで
荻窪集合が決定した。

当初の目的地はこちらだった

「三龍亭」
カツカレーで噂のお店。うちから徒歩15分圏内だが訪れたことがなく
行かないとと思っていたお店。
だが11時半オープンということで入れずじまい。

そこから徒歩ですぐのところ、四面道交差点近くにあるのが

「光陽楼」
なびく暖簾も素敵で、貫禄がある店。
トロ隊長も一発で気に入ったようだった。が、ここも11時半オープン。
ただ20−30分待ってでもここは光陽楼に行きたい。
我々の心は決まった。

数十分後、藍色の暖簾をくぐると
外観の力強さ、男らしさに反し店内は意外とこざっぱりしていた。

レトロかつ清潔なタイル張り。
タイルは町中華には珍しい。
トロ隊長は、うま煮定食

半澤は、かに玉定食

先回の「曙 一番」でも巡り合った小鉢ー海苔であったが
まさかの二回連続。

しかも小鉢のデフォルトは生卵のようだから
海苔なのはかなりイレギュラー。
メインがかに玉だから卵かぶりしないようにという心憎い演出なのだ。
海苔の、ただの焼き海苔の写真を
喜んで撮影する客など他にはいないのだろうが
これぞ町中華探検隊ゆえの楽しみだ。
かに玉はうまかったが、うま煮定食はリピートしたくなる味。

他のお客さんもけっこう頼んでいたし。
あとこの店はタンメンがうまそう。近いのでまた必ず来ます。
で、店名の話。
店を出てからふと気づいた。
「光陽楼」、という名前で想起したのはお隣、阿佐ヶ谷だ。
よく似た名前、「光陽軒」という店がある。(一度行ったがブログには未執筆)
また「朝陽」、ちょうようと読むがこれも阿佐ヶ谷。(一度行ったがブログには未執筆)
そして「光」という店が早稲田通りにあることも確認済み(まだ行けてはいない)
光、陽、どちらも縁起が良さそうだから
中華店の店名に使われても別段驚きはしないが
これだけご近所にあるから何か関係があるのでは、と勘ぐってしまう。
流行っていた店の名前を真似た、暖簾分け
などあらゆる可能性が考えられるものの
全店舗まったくの赤の他人で関係ない、というオチでも面白い。
店名ひとつとっても非常にかみごたえがあるから
そら、クリスマスイブだろうがなんだろうが足を運んでしまうわけだ。
つうわけでこれから御徒町へ。
年末の慌ただしい中、クリスマスだというのに
今日もはるばる中華を食べに出かける。
文/半澤則吉