雨の森下 追っかけ記事

森下に仕事場を構える、カメラマンの山出です。

モタモタしている間にハイジさんが森下MCTの様子を投稿してくれましたので、抜けてるところを過去の記憶と共に追っけ記事を書いておきます。勝手に森下総決算!

森下の街は、東西に走る新大橋通りと、南北に走る清澄通りで気持ち良く四等分されていて、その中心に森下交差点、森下駅がある。

先ずはその中心近くに構える「桃華」さん、2〜3度入った事があるが、ご夫婦で経営されていて、アットホームな雰囲気。間口は狭いが奥が深く、清潔感のある気持ちの良いお店です。

新大橋通りを東へ、とても丁寧に作ったラーメンを出す「熊八」を通り過ぎ、赤タイルの角中華「やまや」さん。

左のサンプルケースの中には、大友康平さんや相武紗季さんの写真が飾られている。何度かドラマのロケに使われたようだ。『大友康平 ドラマ ラーメン屋』で検索すると『ラスト・ドクター〜監査医アキタの検死報告〜』と出た、動画まである、恐ろしい時代っすね。

傘立ての本数から、それなりに入っている様子。こちらも山出は訪問済み、シンプルな醤油ラーメンが380円。ゴルゴ13が大量に蔵書されております。

「やまや」から南下、路地の先に「まるぱん」の看板、民家の玄関で営むパン屋さん、フライパンで焼く「まるぱん」60円。中華じゃないけど覗いてみました。

さらに南下、お新香30円、目玉焼150円の昭和定食屋「はやふね食堂」、その向かいにある山出の仕事場を通り過ぎ、のらクロード商店街に、本格派「精華園」を眺める。店内は大きな円卓のある広々とした作り。料理は油通しをした野菜で作る炒め物がシャキシャキ美味かった記憶。

アーケードを先に進みたいが、反対の「楽々」目指し傘をさす、途中、森下文化センターで田河水泡先生に触れる。

ハイジさんが、写り込みの写り込みで、透明人間のように!

「楽々」を確認後、再びアーケードに入り、清澄通りを北上し3軒のチャイナ、攻めタンの雄「トナリ」、3軒のラーメン店を確認しながら、中心地点の交差点まで戻る。

ハイジさん「さてどうしましょう?」
マグロさん「3人なので皆んなで同じ店にしましょう」
ヤマデ「では、お勧めの『美登飯店』でいかがでしょう」
となり、さっきとは逆の北西方向のブロクの『美登飯店』へ

2軒のチャイナ前を過ぎ「美登飯店」到着。

青色濃淡ストライプの迫力のテント看板に、茶色の逞しい暖簾、緑の三ツ矢サイダーのサインが目玉の様なポイントに、一筋縄では行きませんよな気配満々です。

スルスルと店内に入るマグロさんに続いて入店着席、注文はハイジさんのブログにある通り。
出来上がるまで、お母さんの軽快なトークを浴び、更に菜箸片手のご主人から重厚なトークを浴びる。片方がデコなら、もう一方はボコそんな図式はここにはなく、デコデコの二重奏、ハモったり、輪唱したり、追い越したり、追い越されたり、トークは続く。
沢山話してくれているのに、順調に調理は進んでいる様で、カウンターに置かれた丼からは湯気が立ち上る。
ここでハイジさんに「なんか変だと思いません?」と振ると「手順が逆」と。
そうカウンターの丼には、どうやら完成した酸辣湯麺のスープがあり、ご主人は麺の茹でぐあいを確認している状況。「その麺どうなる!?」気になりまくりの中、麺は鍋から丼に。

ライド

オン!

そっから麺を菜箸で手直し

しない!

しないで背を向けるご主人、配膳にかかるお母さん。

そんな訳で出てきた酸辣湯麺がこちら、赤くて酸っぱいさっぱりスープの上に麺が浮かびます、しかも結構大量!

麺が減らないねとマグロさん「逆に増えるでしょ!」とお母さん。
炒飯も仕上がりました。

どーん!

「シェアしたはずがしっかり一人前を食べた様だ」とハイジさん。

山出の定食ご飯もたっぷりで、甘辛ちょい酸っぱい餡掛けが絶妙のトマト卵炒めをお供にスピードを緩めず掻き込んだ。うまいうまい。

マグロさんの酸辣湯麺も少々お手伝い、炒飯も頂き、フィニッシュ。
量もたっぷり、トークもたっぷり、満足の森下MCTでした。

見慣れた森下を散策して「いい町だなぁ」と再確認、来訪の方、ご案内致します。

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ABOUT ME
山出高士
山出高士(やまで・たかし) 1970年、三重県生まれ。高校卒業後に上京、梅田雅揚氏に師事し1996年に独立。『散歩の達人』には1997年5月号より参加。『目でみることば』(東京書籍)や『もにゅキャラ巡礼』(扶桑社)でも写真を担当。