三陽@虎ノ門

 霞が関の東京地裁へ裁判傍聴に行き、昼休みに外に出た。
地裁裏側から出ると日比谷公園がほど近く、少し歩けば虎ノ門から
新橋方面に出ることができる。
ビル内の食事エリアはどこも風情がないが、路地に入ると
小ぶりな店が商売をしていて、鼻の効くサラリーマンでにぎわっている。
町中華ないかなと思いながら歩くことしばし、見つけた。
寄っていくと、なかなかよさげだ。
客が男しかいないのも、町中華の場合はプラス材料となる。
のれんも清潔で堂々としていた。
メニューは多彩。麺が中心で、飯ものは炒飯、麻婆丼、
中華丼、単品は餃子に炒め物か。
カツ丼やオムライスはないが、カレーはある。
ラーメンは470円と良心価格をキープ。
ほかに見当たらないし、もうここしかないと入店。
つれはレバニラ炒めの定食。ぼくは半チャンセット。
冬場になるにつれて、ラーメン好きでもないのに半チャン注文率が上がっているのは
温かいもので腹を満たしたいからだ。しかし、ラーメンを信じ切れておらず、
もやしそばにして、さらに炒飯で保険をかけてしまう。
もやしそばは、あんかけ好きなぼくの気に入りメニューのひとつだ。
前はそうでもなかったが、探検隊活動をしてるうちに味を覚えた感じ。
食後、少し舌にピリピリ感が残った。
また傍聴ついでに立ち寄りたい。
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この記事を書いた人

北尾トロ(きたお・とろ)
1958年、福岡県生まれ。法政大学卒業。裁判傍聴、古書店、狩猟など、体験をベースに執筆するライター。『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』『猟師になりたい!』『ツキノワグマの掌を食べたい!』『ラーメンの神様が泣き虫だった僕に教えてくれたなによりも大切なこと』など著書多数。

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