こんにちは!
東京ソバット団の方からやってきました、本橋です。
普段は立ち食いそばばかり食べているんですが、
町中華のような、大衆食も好きだったりします。
なので、マグロさんから探検隊にお誘いいただいた時は嬉しかったんですが、
これまでアタックの時に限って仕事が詰まっていて参加できず……。
やっと都合がついたのがこの日の広尾編だったわけであります。
2016年9月7日、広尾に集まったのは、
トロさんマグロさんクニさん当山さんに私の5人。
クニさんは事務所が広尾にあるということで、
今回、案内をしてくれるとのこと。
しかし……普段は、低いところをのたうちまわっているので、
今まで広尾には行ったことがない!
なんとなくハイソでお金持ちな人たちが闊歩しているんだろうな~、
なんて適当なイメージを持っていたわけですが、
いざ行ってみたら、本当にハイソだった!
見てくださいよ。
駅前のセブンイレブンなんか、
こんな色しているんですよ!
なんですか、この落ち着いたトーンは?
歩いている人たちの服装もセンスがいいし外国の方も多いし、
こんなところに町中華なんてあるの?
なんて思っていたわけです、最初は。
実際にこんなおしゃれな中華があるし。
トロさんにマグロさんにクニさん。
3人とも似合いませんな(失礼)。
しかし、どんな町でも人は住んでいる。
住んでいれば毎日メシは食う。
毎日食べるのに、1000円超えのチャーハンばかり食べていられないわけで、
町中華もちゃんと存在するのです。
で、今回伺ったのが、
広尾散歩通りは祥雲寺の山門を左に折れ、
明治通りに出たところにある国泰(こくたい)さん。
真っ赤なファサードが、いかにも町中華なお店。
定食類しか価格が書かれていませんが、
このへんが売りなのでしょうか。
ちなみにこちら、明治通りから広尾散歩通りに続く道に別れた又のところにあるんですが、
その部分、狭いところに交番、ビル2軒に国泰がひしめくように建物があるんですよ。
下手な図で書くとこんな感じ。
土地の分割とかでいろいろあったんでしょうかね。
よく見るとビルの1階がタバコ屋さんだったりします。
今は広尾駅周辺が栄えていますが、
明治通りから広尾へ続く道の入口であるここも、
かつては人通りが多かったんでしょうね。
さて、いざ店に入ってみると、
カウンターにテーブル2つのこじんまりとした店内。
なんだか清潔感があります。
床もツルツルしていないし、
町中華によくある、ラードの焦げた匂いがしません。
なんですかね、見た目は町中華なんですが、
入ってみるとやはり広尾のお店と言った上品な感じさえします。
お値段はラーメンが600円。
セット類はお高めで、
格安定食といっても780円します。
トロさんマグロさん当山さん私がテーブルでクニさんがカウンターと別れ、いざ注文。
トロさんは「オムライス」、
マグロさんは「格安定食」、
当山さんは「Cセット」、
私は「上海麺」。
そしてクニさんは壁に貼ってあった「ニラそば」と単品の「焼きさつま揚げ」。
ちなみに格安定食のメインおかずはその「焼きさつま揚げ」でした。
鍋を振るうのはおとうさん。
接客がおかあさんと、
完全に役割が分かれています。
まず運ばれてきたのが、オムライス。
そして格安定食。
Cセットに、
上海麺です。
しっかり注文した順番で出てきました。
ニラそばは自分が食べるのに夢中で撮り忘れ……。
みなさんのも味見させてもらったんですが、
どれもこれも優しい味わいでしたね。
町中華としてはパンチに欠けるかなと思ったんですが、
私達のあとに入ってきたお客さんを見て納得。
近所に住んでいるであろう、
高齢のお客さんが多いんですよ。
ある女性の方なんか、
「薄味で」オーダーしていましたからね。
そういう常連さんたちに合わせた味付けなのでしょう。
なんだか毎日でも食べられる感じ。
食後に油流しに行った喫茶店でも、
常連であろう高齢の女性がお昼を食べていましたし。
ハイソな町であっても都心の他の町と同様、
高齢化は進んでいるんですね。
広尾の意外な顔を知った1日でした。
最後に「国泰」の向かいにあった建物。
広尾には細長い建物が多い(かもしれない)。
「中華 国泰」
東京都渋谷区広尾5-20-5
電話:03-3444-8739