夜の千登世へ

町中華探検隊 2016 0901 調布 千登世 ソロ

仕事が早く終わったので、急いで千登世に向かいました。到着したのは19:45
よかった~まだ空いてた!う~ん夜も趣のある店構え。素晴らしい。

店の中から、常連らしきお客さんの声が聞こえる…
常連客とオヤジさんが仲良く話をしているに違いない。
夜の町中華は、新規では入りずらいオーラーを放っていることが多い。
千登世も例外ではなかった。
あ~ドキドキする。やっぱり一人は心ともない。しかし僕は一度この店に来ている。
しかも常連予備軍だ!なんとか勇気を振り絞って入店。

できるだけ好感を持ってもらえるように、笑顔でオムライスを注文。
前回撮影し損ねたオムライスを撮るのだ!
とりあえずお新香とスープがすぐに出てきました。
常連客は一人。店のテレビはサッカー日本代表選が映っていた。大雑把なサムライジャパンの文句を言うが、僕が入店してから明らかに口数が減った。…なんか気まずい。

まずは、前回も注文した餃子が出てきた。横目で作り方を確認。
どうやら、注文したあとに、皮に包み焼いているようだ。
前回餃子の握りが甘かったのは、お母さんの年齢による体力の低下が原因だと推測されます。

続いて、オムライス。今回も店主が注文を受けた後に、お母さんが調理を始める。
今回も最後の仕上げでお母さんが手で形を整えるシーンを見れるかと思いきや…
店主がその前にオムライスを取り上げてしまった。

今回はお母さんの「整え」が見れないのかと思いきや、そのまま店主が「にぎにぎ」とオムライスを楕円形に!母から子へ技術は伝承されていたんですね(笑)

あ~ほかの写真も撮りたい!
しかし背中に感じる常連の視線もあり、なかなか切り出すこともできません。
注文もなくなり、お母さんも暇つぶしにサッカー観戦。

そのとき気づいたのですが、お母さんがクチャクチャと何かを噛んでいるのです。
メジャーリーガーがガムを噛んでいるような、味わっているのではなく、ただ口さみしさに何かを噛んでいる。

いろいろ聞きたいことが浮かんでくるのですが「まだそれは早い」と心の中で小心者の自分が制止します。

そのとき、前回トロさんが食べ終わった後に、「この店は何年前から~」的な軽い会話から糸口を見つけたことを思い出し、僕も挑戦!
「あの~この店って何時までやってるんですか?」
すると店長は
「20時までです」

時計を見ると20:15
常連が「やっべ~遅くまでごめんね~」と会話の流れで帰ることに。
チャンス!最後の一人になった僕は、店長に名刺を渡し「この前きた者です」と説明。

すると店長は
「あ~あのバシャバシャしてた人たちね。店の前から撮影しちゃってさ~常連が文句でも言ってやれ!ってあとから言われたんだけど、お客さんだから注意もできなくてさ~」

あのとき店長ちょっとムカついてたんだ(笑)

その後、写真も一言あればOKという承諾もゲット!
「僕、家近いんでまた来ます!」と告げて、最後にお二人の写真を一枚撮影。急いで店を出ました。

とりあえず、常連への第一歩を踏み出せたような気がします。

ちなみにお母さんの噛んでいたものが、帰り際にわかりました。

Q.お母さんが仕事中、ガムのように噛んでいたモノは一体なんでしょうか?

正解:チャーハン用の冷や飯。