三社祭の日に浅草雷門の生駒軒でカレチャをいただく

相変わらずのカレチャ巡礼。しかし、カレーチャーハンを出す店って、少ないんだよね。家から一番近い『恵華』さんは、すでに行った。次に近いところを探してみたんだけど、なかなかない。一応自分ルールだけれど、ドライカレー、カレーピラフは却下にしている。OKなのは、“カレー炒飯”という漢字表記くらい。

で、見つけたのが雷門の『生駒軒』さん。家から歩いて行ける。というわけで、向かったのだけれど、国際通りを越えたあたりで、きょう行くのは間違いだと気がついた。きょうは三社祭だ。

店の場所は前からチェックしていたので知っていた。が、ちょうど店が見えてきたとき、祭りの衆がどんど店に入っていくのが見えた。

別の日にしようかと少し悩む。それにしても、この建物は三階建てか。

暖簾もいい感じで出ている。出前にも力を入れているようだ。
そして、焼肉ライス推し。

中をのぞくと、祭りの男たちであふれている。こりゃ、出直そうと思ったら、店主らしき人が、二人掛けのテーブル席の人に、ここあいているか聞いてくれた。空いているとのことで、入り口からすぐのテーブル席へ向かう。さきほどのご主人らしき方に「カレーチャーハンください」と声をかけ、着席。目の前の客はチャーシューを肴に瓶ビール2本目を飲んでいる。祭り装束だが、他の人たちとは違うグループのようだ。

町中華のお手本のようなメニューラインナップ。
チャーハンラインナップ、いちばん安いのが、
玉子チャーハン 600円。
チャーハンが650円。
カレーチャーハン 700円。
五目チャーハン 800円。
できれば、全部食べてみたい。

お祭りの大人数は、まだ注文していなかったようで、野菜炒め五人前、餃子五人前、などと注文している。20人くらいいるだろうか。大半の人が立ったままだ。
中華鍋で炒める音とともに、カレーのにおいが店内に漂う。
祭りの男が「カレーのいいにおいがする」と声をあげた。

スープが先にやってくる。
あー、やさしめの味。

そして、カレーチャーハン到着。
お店の名前が入った、お皿がいいね。

細かく刻まれた具材。割と粉っぽい系だ。
かなりスパイシー。

さっと、食べ、さっと出た。カレーチャーハン700円。
家に帰るまで口の中がピリピリしたいいかんじの残り方。

■生駒軒
東京都台東区雷門1丁目12−1
定休日:水曜日

ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。