マンガの揃った町中華はどこじゃあ

下関マグロから某仕事のロケハンで早稲田に行くと連絡があり、ぼくも参加することにした。
今夜は義母の家に泊まり、明日は松本に帰るので、けっこう大荷物。13時に落ち合い、カートをごろごろさせながら街を歩く。
しかし本日のミッション”漫画本がたくさんおいてある町中華”の発見に手こずる。マグロがゴルゴ13全巻揃っているのを知っている「18番」が姿を消していたのだ。2年前にはあったのに…。「早稲田軒」「西北亭」「大盛軒」などなど、早稲田から牛込を通って再び神楽坂まで汗だくで歩き続けるも収穫なし。(下はイメージカット)


あきらめて喫茶店に入り、Tシャツを着替え、こうなったら隊員から情報を募ろうとラインで協力要請をしたところから急展開となった。
アキ隊員「椎名町の”らーめんヤマト”にたくさんあります」
おお、これは行くしかない。即、西武池袋線で椎名町駅までいってアキさんに連絡。
アキ「椎名町にいらっしゃるんですか!ヤマトはまだ開店してないかもです」
マグロ「5時からですかね」
アキ「今日はお祭りなので休みのお店もあります」
なんと、椎名町は長崎神社のお祭り。駅前は狭い道の両側に屋台がひしめき歩くのもままならない状態である。と、ここに椎名町ジモティの料理研究家きじまりゅうた隊員から連絡が。
きじま「ヤマトは気まぐれなので何時開店なのか不明です」
アキ「マンガはたくさん。ジュークボックスがあります」
どんな店なんだヤマト。人波をかき分けるように進む
きじま「ヤマトの前を通ったのですが開店前でした。ちなみにタカノにもマンガありますよ」
じゃ、とりあえずタカノに行ってみるか。と、アキさん。
「でもヤマトの1/3ですよね」
きじま「ヤマトは蔵書量がおかしいですよねww」
アキ「ゴルゴ全巻」
おぉ、我々はゴルゴ13のたくさんある店を探していたのだ。
アキ「鬼平も当然全巻」
マグロ「ヤマトの勝ち」
きじま「ただ、タカノには本気(マジ)全巻があります!」
タカノ歴の長いきじま隊員は負けず嫌いでもあるのだった。
てなやりとりがあるも、ぼくとマグロがヤマトにもタカノにもたどりつけずにいたところ、見かねたきじまがチャリンコでやってきて、タカノまで案内してくれ、打ち合わせがあると言って去る。
で、タカノに入るとアキさんがいるのだ。なんだこれは。



そしてその間には、松本から東京に向かうカミさんと娘から立川で飯を食おうとしきりにメールが入る。小籠包がうまい店があるらしい…中華かよ! いまタカノの餃子を口に入れたとこだよ!!



食後、ヤマトを見に行くも明かりが漏れているだけ。


と、打ち合わせを終えたきじまが合流し、喫茶店でお茶となる。その間にもヤマトを見に行ったり、電話をかけたりと世話を焼いてくれるアキさん。ここまできて手ぶらでは帰せないと思ってくれているようだ。



たしかに、我々としてはヤマトでマンガを確認し、取材ができるかどうかの打診までしたいところではあった。だけど、くたびれて神楽坂にいたことを思えば前に進んだし、またくればいいことである。それよりも、ちゃちゃっと候補が見つかり、飯食べたりお茶のんだりしている状態こそがおもしろいと思う。椎名町は祭だったが、探検隊も小さな祭りをやったようなもんだ。
午後8時前まで粘り、ヤマト開店は見届けられなかったが、まぁ良いってことよ。