MCTこうや@四ツ谷

本日のMCTはこうや。MCTとはいえ、きょうのメンバーはマグロさん、半澤さん、そして散歩の達人編集の久保さん、カメラマンの山出さんと、トロさんはお越しになれなかったものの、散歩の達人連載メンバーでのMCTでした。

12月3日、4日MCTの徒歩徒歩亭(とぼとぼてい)に続き、今月3度目の四ツ谷MCT。
先日一人で徒歩徒歩亭さんに行ってみたので、比較などしつつレポートします◎

店内は想像以上に広く、1人でも抵抗なく来られるし、グループでも入りやすい雰囲気です。
町中華のお店は店主との距離が近すぎて息遣いまで感じられるようなとこが多いですが、こちらは自分のペースで過ごせる感じ。
本日5人で頼んだメニューはこちら!
雲呑麺わんたんめん

鳥翼麺とりそば
炒麺チャーメン
湯麺たんめん
極辣麺カライカライそば
皿わんたん

まずやってきたのは皿わんたんでした。

ワンタンは、プリッとした皮とてるてる坊主みたいな形は同じでしたが、
徒歩徒歩亭が肉まんの具のような風味だったのと比べると、スタンダードな感じを受けました。肉がみっちり入っています!
辛い唐辛子の調味料とたっぷりのねぎ、そしてパクチーが添えられています。


お次は炒麺。
黒胡椒が効いた塩味の麺は極太で、二、三人前ありそうなボリュームにおおっと声が上がりました。
麺、太い!
もやし、人参、にら、豚肉、キクラゲ、白菜などが入り、
「ビールが進むんですよ!」とのマグロさんの言葉に納得のうまさ。
「キクラゲがなにか作り出してんすよ新世界を。」
と半澤さんからも明言が飛び出したところで、
スープをすすると、鳥だしっぽいやさしいコクのある味がしました。
お店のおばちゃんがちょこちょこ声をかけてくれます。徒歩徒歩亭と同じく心地よい接客で居心地がよいです。
お次はどんどん汁麺が出てきました。

雲呑麺は徒歩徒歩亭と違って塩のみ。
スープは徒歩徒歩亭より優しくて柔らかい味のような気が。雲呑はやはりさきほどと同じ味がします。


鳥翼麺は、雲呑麺のスープよりもマイルドでミルキーなかんじ。手羽はほんのり八角の香りがします。

山出さんが頼んだ極辣麺は、
注文時に、辛いけど大丈夫かとおじちゃんが聞いてくれるほどの辛さらしく、
ビビりなかがら食べましたが本当に辛かったです。山出さんはしばらく汗も出ず美味しそうにすすってらしたのですが、私は2秒くらいで辛っ!と思いました。
具はきゅうり、パプリカ、ピーマン、ねぎ、トマト、薄切り豚肉など。青唐辛子がさわやかで、美味しいけど本当に辛くて、以降の麺が全て辛口に感じられるほどでした。
そして本日最も心を撃ち抜かれたのが、湯麺でした。
実は湯麺はあまり好きではないのですが、
こうやさんの湯麺は食べながらうまいうまいと十回くらい、もしくは口に運ぶごとにうまいと言ってしまったような気さえします。
すっかり忘れてましたが、こうやさんの湯麺は、かのタモリさんもたびたび食べに訪れているらしく、マグロさんも記事を書いてらっしゃいました!
具は炒麺とほぼ同じようなのですが、単にそれを足しただけにとどまらない謎のうまさが加わっていました。
いままで西荻窪のはつね さんのタンメンが、数少ないタンメン経験の中でトップに君臨していましたが、ちょっとそれを超えてしまったかもしれません!
(by増山)
ABOUT ME
増山かおり
増山かおり(ますやま・かおり) 1984年、青森県七戸町生まれ。早稲田大学卒業後、百貨店勤務を経てライターに。食、街、サブカルチャーなどについて執筆。著書に『東京のちいさなアンティークさんぽ レトロ雑貨と喫茶店』(エクスナレッジ)など。