MCT@中華祭り断念からの浅草アタック

それにしても、驚くほどの情弱ぶりなMCTたち。

発端は、散歩の達人で、下北沢の丸長を取材したときのこと。
北尾トロが店主に「中華祭りなんてあんの?」と質問したのだ。

なんてアホなこと聞いてんのかと思ったら、意外な店主の返事。
「あるよ」。

どうやら業界団体の親睦会として年に一度行われているそうだ。

「じゃ、一般の参加は無理なんですね」と問えば。
「大丈夫だよ」とのこと。

で、資料を見せてもらったんだけど、

10/3、4.、5に行われるのだそう。

そもそも、資料の読み込みが間違っていた。

10/3 台東館は、電気工事士試験が行われていた。

なんてこった。この日の台東館は電気工事試験の受験者たちで
ごった返していた。

集まったメンバーは、

あきやまみみこ、川崎タカオ、竜超。

「間違ってました」と陳謝。

そこへ、増山、半澤隊員現れる。

あきやま隊員、スマホで情報検索。

主催の東京都中華料理生活衛生同業組合に電話するも、
誰も出ない。

というわけで、浅草アタックのみ。

二天門から、浅草寺。そして、花やしき通りにある芳野屋さんへ。

氷の看板がドーンとあるけれど、
ラーメンやタンメンもあるよ。

サンプルに見入る秋山隊員と川崎隊員

食品サンプルもあって、いいかんじだ。
店頭で、おでんも売られている。

すでに、オールアバウトで取材をしていた。

ちなみに記事は増田剛己名義。

次はひさご通りにある日進さん。

のれんがいいでしょ。なんとこちらも
そして、こちらが康楽さん。なんと浅草六区通りにある。
あの、芸人さんの写真が街灯につけられている通りだ。
由利徹さんの写真のところにあるお店。
サンプルケースのところに
「撮影禁止」の文字。
たぶん、観光客がこのサンプルを撮影していくのだろう。
実はここもきている。
2009年のこと。北尾トロと浅草にきたとき、ランチをおごってくれるといった。
浅草だから、天丼とか寿司とかそんなものかと思ったら、
なんと、町中華。MCTの萌芽かもしれない。
この日のことはアメブロに書いている。
この康楽さんを見たのは僕と半澤隊員、遅れて増山隊員。
他の隊員はストリートパフォーマンスに足を止めていた。
ここで、半澤隊員より、重要な告白があった。
「浅草だったら、行きたい店があったんですよ。えっと、カタカナ」
と言いながらスマホで検索。
「あ、コントというお店です」
ああ、そこは僕も気になっていた。
この告白を聞き、僕の心はコントへ向かった。
再びひさご通りまで戻り、言問通りを超える。
ここは千束通りだ。
まず、あるのが菜苑さん。
タンメン、純レバの文字。
そして、看板横には長男の文字。
あちらこちらに緩いのれん分けが行われているのだ。
隊員のほとんどがこの店に興味津々。
なかなか前を動こうとしない。
コントが気になる僕と半澤隊員は先を急ぐ。
そして、これが「コント」。
代田橋にコント2号店というのがあって、そこへ行ったことがあるという半澤隊員。
1号店はどこかと店の人に訊いたところ、浅草だと言われたそうだ。
それで、浅草に行ったら、コントへ行こうと思っていたんだそうだ。
こういう思い入れって、MCTでは重要だと僕は思っている。
さらに、千束通りを先に進もう。
「末っ子」という餃子のお店があった。
長男系なのか。ただ、店は5時からのようだ。
こちらが、山口家本店。
こちらの特徴は、餅入り中華。

山口家本店前で、どこで食べるか検討会。
「自分は、ひとりでもコントに行きますよ」
と半澤隊員が宣言。もちろん、自分も。
「私はここがいいです」とあきやま隊員がスマホを見せる。
菜苑だ。「私も長男」と菜苑さん推しの増山隊員。
川崎隊員も菜苑だそうだ。
竜隊員は、とんかつのあるところだそうだ。
たぶん、菜苑か。あ、そうだ、あそこには未食の
「味噌カツ丼」っていうのがあった。心が動く。
が、やはり初志貫徹。コントへ。
創業昭和49年と表の看板にあったコント。
コントの詳しい説明は半澤隊員から行われると思うので、
さらりと書いておく。
店内は近隣の家族連れなどでいっぱい。
奥の席が空いていたので、そこへ着席。
僕はコントラーメンと餃子を注文。

餃子、めちゃくちゃ旨いぞ。
全部食べると、コントの文字。
素敵だ。
ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。