幸来@稲荷町

今年、初の冷やし中華をいただいた。
風の強い日、暖簾もバサバサと音を発てている。
土着中華の代表の「幸来」さん。

幸来

冷やし中華

他の店をまわったけれど、ここが最初かな。北上野界隈。
先客のご婦人が冷やし中華を食べている。店内、近隣の人たちでいっぱい。

さて、きょうのおやじのひとこと。
中国人留学生(男子)がいったんきて、財布を忘れたと言い、出直し。
メニューに書かれている「野菜炒めラーメン」を注文。
おやじさん、「野菜炒めそば1丁」と厨房に叫ぶ。
留学生、慌てる。おやじさん、わけわからず。
お客のご婦人が気づき、「そばじゃなくて、ラーメンだって言いたいんじゃないの」。
他のオバちゃんお客さんも「ラーメンって書いてあるのに、そばって言うからよ」。
おやじさん気付き、「日本では、そばもラーメンもいっしょなの」と言った。
さらに、「若い男だからって、味方するんだから」
「もう、66歳になると味方してくれないんだから」とすねる。
近隣のおばちゃん、どっと笑う。
留学生も楽しそう。
冷やし中華@幸来

 今年の、初冷やし中華は、幸来さんで。
おいしゅうございました。 

ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。