松崎しげるの愛したタンメン@中華 一楽(池尻大橋)

仕事で使うブツを受け取るために、池尻大橋まで行きました。
その帰り道、目に飛び込んできたのが、この店です!



お、町中華がこんなところにも!
さっきは急いでて気づかなかったけど、これはどうみても間違いなく、町中華です。



しかも、松崎しげる氏の記事が貼られている!!!
もうこれは入るしかないでしょう!
とんぼ帰りのつもりが、まさかの町中華タイムに。



店内は長年営業している店特有のにおいがあり、しかし今まで通った店とは少し違う、たまに喫茶店で感じるたぐいのにおいを感じました。
しげる氏はタンメンをおすすめしていたので、これはマスト。もう一品試したいな〜と思っていたら、おあつらえむきのがありました。



タンメン・半炒ハン1000円 です!
肉野さい炒定 というかなり珍しい表記も気になりましたが、松崎しげる氏のことは子供の頃から気になって仕方ない人でもあり、やはりこの組み合わせにせざるを得ませんでした。

しげるの愛したタンメンが、来ました!



野菜どっさりです!具はおそらく塩と若干のコショウのみのシンプルな味付けで、油はほとんど感じないのにパサパサしておらず、よーく火が通っていますが焦げ目はなく、くたっとせずシャッキリしていて、これだけで食べてもウマイ!

豚肉の食感も◎。色味や柔らかさが、きのうの築地幸軒を思い起こさせます。

具はもやし、たまねぎ、キャベツ、チンゲンサイ、きくらげ、人参、豚肉。
メンやわらかめで昔ながら系。
この色とりどりの具材と、白いメンとスープ、
そしてそれを美味しそうに頬張るしげる氏の黒い肌、という取り合わせを想像しながら食べていたら、その光景がとても美しい絵画のようで、絵はがきにしたいと激しく思いました。

そして特筆すべきは、店員さん(ホール担当?)が若いお兄さんだったこと。
町中華にイケメンはみじんも期待していないし、むしろ邪魔だ、けしからん、くらいに思っていたのですが、たまにはいいですよね……!写真を撮っていいかとお聞きすると、全然、いいですよ!と爽やかな笑顔で答えてくれました。
というわけでいろいろ載せますね。





やはりやや独特な表記のメニュー



北欧の積み木のようなカラーリング



ワー、ピンクの電話もあります!



チャーハンはあえてふっくらと盛らず、しゃもじでぶっきらぼうに押さえつけたような感じ。
口に含むと、ラードの香り?なんだこの謎のいい匂いは?塩気はかなりしっかりあるけれど、若干ミルキーさのようなものも感じられ、全体的に柔らかな印象。
ナルトが入ってるチャーハン久々に食べたなー@お祭りの屋台で見かけるようなショッキングピンク、やはりナルトはこうであってほしい。薄切りハムも入ってます。
私は油多めで焼いた目玉焼きの端っこのカリカリが、時間が経ってシナシナになったやつのが好きなのですが、それを彷彿させる粗めにの卵に興奮しました。さらに全体に、うっすら黄色い卵をまとっています。
お、掘ったら焼き豚も出てきたぞ。
柔らかめのごはんなのにパラパラ感がありウマイ!

タンメンの野菜もシャッキリだったし、

このお店、炒め物に底力を感じます。
タンメン➕半チャーハンは、それを満喫できる最強の組み合わせとお見受けしました!



そして、ちゃんと箱ティッシュを置いてくれているのも嬉しいなあ。

単独行動をとるとき、隊員のタンメン注文率は高い。
なぜなのか。
野菜なのか。塩味なのか。
タンメンという食べ物の秘密がそこに隠れている気がする(隊長・北尾)

チャーハンがいいですね。押さえつけたかんじ。(濱津)

昔行った事あります。
写真の松崎しげるに会いに、また行きたくなりました。(隊員・あきやまみみこ)

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この記事を書いた人

増山かおり(ますやま・かおり)
1984年、青森県七戸町生まれ。早稲田大学卒業後、百貨店勤務を経てライターに。食、街、サブカルチャーなどについて執筆。著書に『東京のちいさなアンティークさんぽ レトロ雑貨と喫茶店』(エクスナレッジ)など。

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