中華料理 十八番@西浅草

昨年の夏、北尾トロとともに稲荷町から浅草をまわった“さすらいの中華作戦”を決行した。
そのときに、番シリーズとして紹介したのが、西浅草にある「中華料理 十八番」さんだ。

いつか行こうと思いながら日々が過ぎ、やっと行けたのが2015年7月2日。

なかなかの面構えでしょ。テントもいいけれど、雑然とした入り口もいいかんじ。

ニラソバとトクニラソバがある。なんとなく、トクニラソバを注文。注文しといて、
「あの、トクニラソバって、何がトクなんですか」と聞けば、
厨房の大柄のお兄さんが、トクは卵でとじてあると言うじゃない。
「すみません、じゃ普通のニラソバでお願いします」と修正。
シイタケソバていうのもあるなぁ。

おつまみメニューも充実しているようだ。

女将さんらしい人と、パートらしい女性が2名。フロアはパートの女性か。おふたりともかなり高齢。

やってきた、ニラソバがこちら。

想像通り。ちょっと甘目のスープ。あとから来た男性客が「シイタケ・ニラソバ」と注文してた。
メニューにないから裏メニューだろう。

細いストレート麺。昔ながらって感じ。

レンゲに書かれている店名も素敵!

その五日後、暑い日だったので、なんだか冷やし中華が食べたくなり、十八番。

驚くほど、普通の冷やし中華だった。

そして、急に肌寒くなった12/17。肌寒い。これは十八番の酸辣湯麺かな。

当店自慢の味って、写真が出ているね。

さて、出てきたのはこちら。

むむむ、なんか、これって、どうなんだろう。豆腐やトマトが入っている。

麺は細いストレートタイプ。スープは酸っぱくて辛い。
辛さも、酸っぱさもなんだかストレートな感じ。

これが酸辣湯麺の本流なのかどうかはわからないが、
よそで食べたのは少し違うような気がする。
ちょっとズレているんだけど、これはこれで、おいしい。

ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。