一兆さんで柳麺(ラーメン)をいただきました。

下谷にある中華料理一兆さんへうかがいました。店名もなかなかユニークですね。

場所は日比谷線の入谷駅と三ノ輪駅の間、昭和通りから路地を入ったところにあります。

これまで何度かうかがいましたが、たいてい表の黒板に書かれている本日のサービスメニューにしていました。しかし、このところ町中華のラーメンを食べるという活動をしているので、本日はラーメン。

ここは座敷とテーブル席、カウンター席があります。カウンターに座り、とりあえずラーメンを注文。

メニューは豊富。中国語に()して日本語のメニューが書かれています。ラーメンをさがすと、最初にありました。

柳麺(ラーメン)

ラーメンのことを柳麺とメニューに書いているお店はけっこうあって、火事で焼けてしまった浅草の「あづま」なんかもそうでしたね。

冷たいお茶、きゅうりのぬか漬けに割り箸が提供されました。運んで来てくれたのは奥様でしょうか。ダンナさんは出前から帰ってきたところ。厨房で中華鍋をふっているのは息子さんでしょうか。

と、カウンター越しにラーメン、いや柳麺が提供されました。

メンマ、ワカメ、チャーシュー、ネギというきわめてシンプルなビジュアルですよ。これで540円は嬉しいですね。

まずはスープをひとくち。ああ、東京の醤油ラーメンですね。かすかに生姜が香ります。優しいお出汁ですな。

麺は細めのほぼストレート。

しっかりしたチャーシュー。

これで、540円は本当にお値打ち。

美味しゅうございました。

お会計と立ち上がると女将さんからレジ近くにいたご主人に「ラーメン、540円」と伝達されました。小銭でちょうどお支払い。

ああ、満足、満足。

ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。