かわかみ@市ヶ谷

今回のオペレーションはこんなかんじ。

半沢隊員は、市ヶ谷の町中華に行ってみたいと言った。

市ヶ谷は典型的な町中華の少ない街だ。

そんな少ない中でも、僕は数軒は行ったことがある。

というわけで、12時に外濠公園の遊具あたりに集合。

これまでは、僕が町中華ノートに行く店のリストを書き、
歩きながら紹介していたが、今回はグーグルマップで事前に行く店を共有しておいた。
それが、上の図だ。

すでに、竜隊員、トロ隊長、そして今回初参加のまーこ隊員。ちなみに築地のときと同様に
言い出しっぺの半澤隊員はいない。

中国飯店

まずは、中国飯店。
あれれ、ビルが建て替わったのか、入り口がよくわからない。

足を掻く北尾トロ

とりあえず、メニューが表にあったので、それを見る。

萬利

さらに隣のビルにあった「萬利」。
中国飯店は高級中華で、町中華ではないが、
こちらは、庶民的。町中華といえるだろう。
萬利

ここで、竜隊員が、「取り込まれたタイプですね」とこの2店舗を解説。
つまり、かつては一戸建ての店が、ビルを建てるということで、
等価交換で地下に店舗が入ったとか、そういうことらしい。
市ヶ谷にはそんな物件が多い。

見た目は町中華とはほど遠いのだ。

東郷公園の道に開華亭があるはずだが、見つからない。
イタリアンの店があったが、そこに変わったのか。

汁番新館

 こちらは市ヶ谷駅から麹町方向へあがる坂の途中にある。
ここも以前、何度かきたことがある。
ビルの2階にあるお店。
汁番新館こちら、「番」シリーズのお店で、
読み方は「じゅうばん」だろう。
最近はテレビのアナウンサーも「肉汁」を「にくじる」といっていうので、
「しるばん」だと思っている人も多いかも。
汁番新館

入り口は、2か所あり、地下からと地上から階段でいくコース。
店は2階にある。ちょっと見える店内は近隣のサラリーマンたちでいっぱいだ。
以前、何度かきたことがあるけれど、ごく普通の町中華だった記憶がある。
さて、市ヶ谷橋を渡って、外堀通りへ。
信号渡ってすぐの場所にある「かわかみ」。

かわかみ

こちらのお店、かなり昔からきてたなぁ。
昔の看板は赤地に白文字だった。

ちなみにこのお店、食べログには
「ラーメンかわかみ 市ヶ谷2号店」
とある。1号店は閉店したみたいで、
そっちは行ったことなかったなぁ。

四谷に住んでいたころは、ここへはよく来た。
僕が住んでいたのはは雪印の裏あたりで、
そこから自転車で坂をスーッとおりてくるとこの店があった。

メニュー@かわかみ

ここでよく食べていたのが餃子。
餃子は大振りで、一人前だと多いので、半餃子を注文してたな。
そして、ホンコン飯をよく食べてたなぁ。

メニュー@かわかみ

隊長がまず「餃子、それからタンメン」を注文。
竜隊員が「エビチリ定食」。
僕が「ホンコン飯」。
そして、あろうことかまーこ隊員が「ホンコンラーメン」。

武蔵小山の悪夢がよみがえる。まさかの「かぶせメニュー」だ。
正来軒丼とかたやきそばを頼んだときのこと、
同じ餡がかかっていた。
味が重なったため、食べきれなかった苦い思い出がある。

ちなみに探検隊の活動は、とりあえず、一品ずつ頼むものの
取り皿などを使って、みんなで食べるというシステムだ。

と、竜隊員がそわそわ。
理由はすぐにわかった。竜隊員としては総量が少ないのだ。
前回、「仙台や」においても、まずは1人一品ずつ頼み、さらにもう一品頼んだ。
隊長は「足らなければあとからまた注文すれば」と言うが、
竜隊員「それだと、時間が空きすぎて…」と、「仙台や」でも発動された一括注文にこだわる。
隊長「じゃあ、チャーハンにする?」
と提案。僕がすぐに店員に注文。ここはチャーハンもうまい。
餃子@かわかみ

そして、甘辛い味噌の味付けのホンコン飯。

ホンコン飯@かわかみ

懐かしくて、泣けてきそうだった。
何年ぶりだろうか。ずいぶんきていない。
うまいねぇ。

「最後の1個いいですか?」
と餃子を頬張るまーこ隊員。

そして、今回も完食。
竜隊員は腹8.5分だ、と言った。

■ラーメンかわかみ
162-0843 東京都新宿区市谷田町1丁目14−1 DNP市谷田町ビル

ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。