元夕刊フジの編集で僕の担当だったKさんから、町中華へいかないかというお誘いを随分前にいただていた。しかし、なかなかタイミングが合わず、のばしのばしになっていた。
ちょうど、コミュニティバス発祥のムーバスに乗って、油そば発祥の店に食べに行くという記事を書く機会があったので、K氏を誘って行くことにした。
ちなみに記事はこちら。
日本初のコミュニティーバス「ムーバス」に乗って、“油そば”発祥のお店へ行ってみた! = 経済 – 写真 – goo ニュース
ムーバスはこんなかんじ。
武蔵境駅からムーバスの乗る。
K氏に会うのは何年ぶりだろう。夕刊フジをやっていたのは90年代だったので、本当に久しぶりだ。
いろいろ話をしながら油そば発祥のお店、珍々亭へ向かう。K氏は僕よりひとつ下だそうだ。共通の知り合いである、女性風俗ライターのあべしょうこさんの話になる。あべさんはがんで若くして亡くなった。あべさんは僕と同じ年齢だと記憶しているのだが、亡くなる少し前、僕の事務所兼自宅まで会いに来てくれた。抗がん剤治療で髪は抜け落ちていたけれど、写真を撮ってくれと頼まれた。当時僕は「わにわに新聞」というミニコミ誌をつくっていた、そこに掲載させていただいた覚えがある。
Kさんはあべしょうこさんと突然連絡が取れなくなり、あせって、がん治療のために入院している病院を探して行ったら、あべさんに怒られたという思い出話をされた。そんな話をしながら珍々亭。
1時過ぎだけれど、けっこう並んでいる。以前もひとりで来たことがあるけれど、かなりの並びでひよってしまい、近くにある丸善で油そばを食べた。最近ではミソチャーハンをたべたなぁ。
列に並んでいると、ほどなくお店の方がきて、メニューを見せてくれて注文を取りにきた。僕もK氏も油そば並にする。そしてビール。
K氏は僕よりひとつ下なのだけれど、30代終わりから40代にかけていっしょに仕事をしたり、飲みに行ったりもした仲なので、話は尽きない。
ほどなく呼ばれて店内へ。すでに注文しているので、ビールで喉をうるおしているところへ油そばがやってきた。ちなみにK氏はチャーシューを注文したが、この日は売り切れで、残念がっていた。
そして、やってきた油そばがこちら。
うちに同じ皿があるよ。けっこう大ぶりのお皿に大量の麺。その麺の上にチャーシュー、ナルト、メンマがのっかっている。よくまぜまぜしていただく。
いやぁ、うまいねぇ。けっこうな量なので、食えるか心配だったけど、ぜんぜん食えるぞ。
改めて、メニューを見ると、こんなかんじ。
たしか昔はチャーハンなんかもあって、普通の町中華っていうかんじだったんだけど、今はメニューを絞り込んでいるんだね。
再びムーバスに乗って、武蔵境駅へ。中央線でも話は尽きない。また町中華、一緒にいきましょうと約束し、別れた。