「味噌チャーハン」なるものがあることを知り、これはぜひ食べてみたいと思い、出かけてみました。
JR中央線の武蔵境駅下車。グーグル先生は、駅からバスに乗れと指示をしてくれていたので、ムーバスという武蔵野市のコミュニティバスに乗りました。境西循環という路線ですね。下車したのは、都営境五丁目アパートという停留所。降りてあっと気がつきました。昔きたことあるよ、このあたり。珍々亭というお店の前に行列ができています。そう、ここは油そば発祥のお店じゃあーりませんか。
さらにそこから先へ進めば、ありましたよ。丸善さん。丸善といっても本屋さんじゃありませんよ。
テントには大きく、味噌チャーハンってあります。あ、油そばはここでも出しているんですね。
入ってみましょう。お昼すぎですが、お客さんけっこういますね。空いているカウンター席に座ります。メニューなど見ずに味噌チャーハンを注文。お店はけっこう年季の入ったご夫婦と若い男性でやっていらっしゃいます。
他のお客さんは、味噌チャーハンを食べている方もいれば、あれっ、油そばと両方食べている人もいます。ああ、セットがあるんですね。油そばと味噌チャーハンの。うーん、自分の胃袋では無理かな。
と、しばし中華鍋を降る音が聞こえます。見れば中華鍋をふっているのは、高齢な男性です。ほどなく提供されました。味噌チャーハン。
まずはひとくち。ああ、熱々ですね。味噌を探します。かすかに風味がしますね。そんなに味噌は感じません。
高齢の女性が「味噌チャーハンばっかり出るけど、ウチは普通のチャーハンもおいしいのよ」とおっしゃいます。
ああ、わかります。よく炒められていて、香ばしいですね。たぶん、普通のチャーハンもめちゃくちゃおいしいはずです。
いっきに食べちゃいました。パラパラよりのしっとり系とでも言えばいいでしょうか。深いコクがあるのですが、それが味噌なんでしょうね。初めていただく味ですよ。
これはおいしい。電車でやってくる価値のある味噌チャーハンですよ。
それにしても油そば、気になりますね。