MCT新大久保

増山です。7月25日のMCTレポートをお送りします!
本日は半澤さんと千駄ヶ谷MCTの予定だったのですが、事前に調べたところなかなかめぼしい店が見つからず、
増山の気になる大久保「天宝」決め打ちで行こうということで、大久保に向かいました。
冒頭の写真、ピンと来る方もいるのでは。
惜しまれながら閉店した「日の出」の跡地です。思い出のあの外観が重なります。。

天宝に向かう途中で横断歩道の向こうに「まるしん」が。
役割としては町中華ですが、町中華に含めるかどうか議論の分かれるお店の1つではないでしょうか。

そこから2分ほど歩くと、お目当ての天宝の袖看板が……嫌な予感とともに現れました

ラーメン300円、ご夫婦で営業、手書き文字の貼り紙多しの良店のようだったのですが、閉店してしまったのでしょうか……

というわけで、次点の新大久保「大明」を目指すことに。線路沿いを歩きます。

よかった!こっちはやってました。

韓国料理屋っぽい配色ですが、近くで見るとまぎれもない町中華臭がプンプンしています。

エアサンプルも完備!

入店し、いざ異世界へ!

こちらはテーブル席。制服を着た事務系OLがごはんを食べてました。この写真では人がいませんが、手前のカウンターにもお客さんが。入店率70%ほどの大変心地よいにぎわいを見せていました。

というわけで我々は奥の小上がりへ。

うちわ、マッチに加え、郷土民具も完備。出来心で鳴らしたら、思いの外大きい音が出てしまいました。

お冷やと、なんとおしぼりのサービスが!!

半澤さんは、特製丼780 の文字を見逃しませんでした。

こちら特製丼。甘辛あんが絡む肉野菜炒めがのっておりなかなかのボリュームです。

「タルメン」なるものがあり、タンメンの誤記ではないのか?と思いましたが、ちゃんと別にタンメンがあったので迷わず頼んだら、コレでした。

器がもれなく店名入りなのがイイ!
そういえば店頭におかもちがいくつも置いてあったのを思い出しました。
塩味あんにシャキッとした野菜と薄切り豚肉、かきたまが特徴的です。

お母さんと、お母さんより若そうな男性が配膳してくれました。お二人とも白衣をお召しだったような。

薄味すぎないギリギリの絶妙なうすしおスタイル。けっこう量もあるのですが油感はほぼなく、時間はかかったものの胃もたれせずにペロリといけました。

餃子は皮とあんがしんなりと一体化するようなタイプです。

六個で一皿なので、2人で行ってもケンカしないところがいいですね。餃子を分け合いながら、この夏の互いの展望を語りあい、店を後にしました。

食べ終えて店を出ると、向かいには見たことのない漢字を使ったお店が。

湯というのは、火で沸かすんだなあ。数年ぶりに新しい漢字を覚えました。
次回は大きめの駅を攻めてみたいと思います!みなさまぜひー!
ABOUT ME
増山かおり
増山かおり(ますやま・かおり) 1984年、青森県七戸町生まれ。早稲田大学卒業後、百貨店勤務を経てライターに。食、街、サブカルチャーなどについて執筆。著書に『東京のちいさなアンティークさんぽ レトロ雑貨と喫茶店』(エクスナレッジ)など。