銭湯の隣にたたずむ、地元に根付く「山久」@志茂

2016年2月末に、ひょんなことから町中華探検隊に入隊しました。
それまで、自分のブログやFBなどでも食レポしたことがなかったので、果たして、こんな私が探検記なんて書けるのか心配でした。
加えて、注文したメニューの写真は撮ったことがありますが、私用で店内写真も撮ったことがない!
仕事ならば慣れた手つき?振る舞い?でやってしまうのですが、私用となるとそうもいかず、お店に入る前からドキドキしてました。

入隊してから。ふと、町を見る視線が変わってしました。
おもしろいことに、視線の先に町中華があるかどうかが気になってしまうのです。
ということで、これを機会に、ずっと気になっていた町中華に行ってみることにしました。

それは、北区志茂にある「山久」です。
かなり長い間、地元でお店をやっている雰囲気。

初めて暖簾をくぐったのは、まだ寒い3月上旬の夕方。
ドキドキしながら店に近づき、まずは外観撮影。

サンプルをよ~く見てみると、なんと、カレーライスとオムライスがあるではないですか!
これぞ、町中華。
私の勘は当たったということになります。やったー!

お店には、お客さんはいなくて、お店の方(ご夫婦と息子さん?)がいました。

初めての注文は、せっかくなのでくカレーに。
これぞ、町中華を象徴するメニューです。

町中華に入隊するまで、私は中華屋さんにカレーとかオムライスとか、洋食があることを知りませんでした。
もしかしたら、そういうお店に行ったことがあるのかもしれないけれど、つい最近まで気づかなかったんですよね。

さっそく、カレー(800円)が届きます。
ラーメンのスープを使ってルーを作り、グリーンピースが乗ってます。
あんまり辛くはないけれど、やさしく奥深い味わいです。
そして、つい、気になって餃子も頼んでしまいました。

お店を見回してみると、カウンターの上には「山久のれん会」なる木彫りの看板が掲げてあります。
上野周辺などを含めて10件以上の名前があります。
なんか、歴史があって、仲間がいっぱいいるんですね。
山久の歴史をたどってみるのも、面白いかも。

そうそう、メニューの写真がないですね。
はい、 勇気がないので撮れなかったのです。ごめんね。
店内写真も、まだ私にはハードル高いみたいです(苦笑)

メニューを見ると、わたしの担当となるネギラーメンはありません。
ならば、次はオムライスにしよう!
中華屋さんでカレー食べるのも不思議な気分だったけど、オムライスもそんな感じになるでしょう。
そして、次は、写真を撮ろう!
と、心に決めました。

~*~*~

初めての訪問から数週間後、再び、山久に行ってみました(2回目)。
土曜日のお昼なので、働いているガテン系のお兄さんたちが、カウンターに陣取ってラーメンをすすってます。
お兄さんたちがいるので、わたしはカウンターではなく座敷にします。

今日はもちろん、オムライス!
前回はそわそわして観察できなかった店内を、注文がくる間に見回してみることに。
すると、毒蝮のサイン色紙が2枚、カレンダーがたくさん貼ってあります。
いったい、いくつのカレンダーがあるのか気になって数えてみると10個以上ありました。
お歳暮でもらったようなカレンダーで、どれもお店の名前が書いてあります。
お付き合いしているところからいただいたカレンダーを、全て貼っているのでしょう。
思いやりのあるお店です。

オムライスはケチャップで味付けしたチキンライス。
薄く焼いた卵焼きで巻いています。
しっかりした味付けです。
そして、中華屋で初めてオムライスを食べる体験ができます。

食べ終わってお会計をすると、750円とのこと。
私がそんなに食べられないと思い、ご飯の量を少なめにしたからだそうです。
そんなお気遣いをしてくださるなんて~。なんて、やさしいのでしょうか。
でも、普通のサイズって、どんだけ多いんだ?

じゃあ、次は、ラーメンを食べてみよう!
ようやく麺類だ!!

~*~*~

その後、しばらくした日曜日のお昼。
3回目の訪問です。

この日は、だれもお客さんがいなかったんですが、わたしは前回みたいに座敷に座ります。
店内のテレビはお昼のワイドショーを流してます。
のんびりした休日のお昼。

ラーメン食べたいけれど、チャーハンも食べてみたいなあ。
あら、ミニチャーハンとラーメンがセットになったメニューがあるじゃないですか(800円)。

しょうゆラーメンとチャーハン。
チャーハンは、花型になってます。かわいい
やっぱり、ラーメンとチャーハンは、お腹いっぱいになる。
今度は、味噌ラーメンにしようかなあ。

お会計のときに、毒蝮の色紙のことを聞いてみました。
隣の銭湯に毒蝮がラジオの取材にきたときに、いただいたそうです。
2枚もあるということは、2回も銭湯取材に来てたんですね。

お店には、いろんな毎日があって、いろんな歴史があるんですね。
まだ、写真撮るのはドキドキするけど、町中華探検って、なんか楽しい。