西日本新聞のN記者とともに入谷の金美館通りにある栄龍さんへ。「お二階へどうぞ」と言われる。まあ、調理が見られるカウンターがいいんだけどまあいいか。
町中華のチャンポンについて取材をしてくれるというN記者。これまで僕も町中華のチャンポンについてはことあるごとにメディアの方々に申し上げてきたのだけれど、どこも取り上げてくれるところはなかったのだけれど、やっとN記者が記事にしてくれることとなった。いやぁ、ありがたいね。
で、せっかくなので、どこかでチャンポンを食べながら話を聞きたいということで、こちら栄龍にやってきたわけ。
栄龍がやってなかったり、チャンポンができないと言われたときのために周辺の町中華について調べてみたら、数軒の町中華はどこもチャンポンを出していた。それほど、町中華にとってチャンポンというメニューは普通にあるわけだね。
ただ、これまで町中華についての取材を受けたときにチャンポンの話をすると、たいていの場合、ラーメン、チャーハン、餃子の話をしてくれということになる。まあ、気持ちはわかるけどね。
さて、何度も訪問している栄龍だけれど、チャンポンは未食。まあ、こちらのお店は地元でも人気の町中華で、多くの人は日替わりの定食だとか、チャーハンやラーメンなんていうのを食べてて、まあ、チャンポンを食べている人は見ない。栄龍に限らず、食べログとかにもチャンポンの画像はないわけですよ。
ってことでチャンポンを注文。850円。ほどなくやってきました。
醤油味の五目ラーメン、あるいはうま煮ラーメンといったルックスでございます。
味はきわめてそふとなやさしいスープ。
町中華も昔に比べると味が優しくなったと僕は思う。昔はもっとしょっぱかった。
で、ライスをいっしょに頼む人、多かったね。最近でもたまにいるけど。
持ってこられたお店の方に長崎ちゃんぽんとは違いますねと申し上げると、男性のかたは「ええ、まあそう思われると困っちゃうんですけどね」と苦笑いをされる。でも、チャンポンに自信を持っておられるようだ。たしかに頂いてみるとかなりおいしいので、チャンポンファンはいそうだと思う。