MCT@蒲田 2015-10-27

東京の町中華において、蒲田は重要な街だ。

一回の活動では網羅しきれないだろう。
 たぶん、4、5回来ないとだめだ。
今回はJR蒲田駅から京急蒲田駅エリアまでの町中華をピックアップ。
それが上の地図だ。
少し早めの到着したので、界隈を散歩。
モアイ像が東口にあった。ここに喫煙所があり、モクモクしている。

12時少し前に中央改札へ行ってみると、やはり竜さんがいた。
前回の三鷹駅と同じように地図を見ている。
竜さん、カメラを向けているのを知ると、眼鏡をはずした。
なぜだ。こんなことをしているうちに、北尾トロが中央改札から出てくる。半澤隊員はLINEで10分遅れるというので、待つことにする。このとき、「待っているよ」と伝えておけばよかったのだけれど、だれもそれをしなかった。12時17分。遅いなと、LINEで半澤隊員に居場所を聞けば、なんとすでに回っているとのこと。モヤイ像前で落ち合うことにする。

まずは、こちらのお店。寶華園。よみかたは「ほうかえん」だろうか。
なんとも、歴史のある町中華だ。
これはいきなりいい店に出会った。

寶華園の近くにあったのが石川家食堂。蒲田というと餃子の町のイメージがあるけれど、ここも餃子推しだ。ここで、北尾トロ、かつて蒲田に取材に来た際、おいしい冷やし中華の店に出会ったという話をする。
「中華レストラン ポン太」なんともいい店名。実にオーソドックスな町中華だ。
金春本館、羽根突き餃子で有名な店だ。
そして、こちら、「京急蒲田 柳通り」という看板の通りにあった「雪」。
食べログでは、休業期間が未定ということで、
掲載保留になっていた。

「中華天狗」。いい店名。
天狗の絵がいいかんじ。
そして、百番。番シリーズのこちらのお店、
かつて北尾トロがおいしい冷やし中華を食べた店だそうだ。
そして、こちらが「なごみ」。なんと和食と中華が融合している。
ここで、協議。
半澤、竜の両隊員が百番。
僕と北尾トロが寶華園。

駅方向へ戻り、店に入って、驚いた。
厨房にいるのはカンニングの竹山じゃないか。
何度か見てしまった。
そっくりだ。僕はいっしょに仕事をしたことがあるのだけれど、
本当に似ている。
中華定食 600円が気になったが、これは日替わりの定食だった。
僕はチャーハン。そして、餃子も頼む。
餃子は5個か7個か聞かれる。
北尾トロも食べるというので、7個にする。
680円のチャーハン。薄味で、毎日食べてもいいくらい。
スープもうまい。
お店の名前が入ったお皿がいい。
餃子はニラたっぷり。なかなかうまい。
「餃子は家よりも店がおいしいね」と北尾トロ。
まさにそんなかんじの餃子だ。
こちらが中華定食。
きょうは、もやしと豚肉、筍の炒め物。
味噌汁、ごはんにお漬物。
こちらもそんなに濃い味ではない。
北尾トロがカンニング竹山似の店主に長いのかと聞けば、
「51年です」とのこと。二代目なんだそうだ。
百番も気になる。
油流しは西口のサンライズにあった「リオ」。
ホットコーヒー550円。
時間を過ごし、週刊大衆さんから妄想コメントの電話。
解散し、ひとり蒲田の町を歩きながら妄想コメント。
■寶華園
144-0052 東京都大田区蒲田5丁目10−1
定休日:日曜日
■リオ
東京都大田区西蒲田7-49-7
ABOUT ME
下関マグロ
下関マグロ(しものせき・まぐろ) 1958年、山口県下関市生まれ。桃山学院大学卒業後、出版社勤務を経てフリーに。北尾トロ、竜超と共著で『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』(角川文庫)。CSテレ朝チャンネル『ぶらぶら町中華』にトロと出演中。